居眠り磐音 江戸双紙とは?
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文庫番号について

双葉文庫のカバー背表紙上部のオレンジ色の丸いマーク内の文字と数字の組合せが文庫番号です。
双葉社の佐伯泰英作品の文庫番号は、[さ19−○○]となります。
文庫番号の振り方は以下の通りとなります。
「さ」は、佐伯泰英の「さ」
「19」は、双葉文庫において、頭文字に「さ」の付く19人目の作家ということになります。
そして、ハイフンの後の数字は、双葉文庫における佐伯泰英作品の刊行順を表します。
文庫番号は、その作家の作品刊行順を表すものであり、必ずしもシリーズの巻数と一致するものではありません。

文庫番号[さ19−24]に該当する書籍は07年10月に発売した『幻夢 イルシオン』(佐伯泰英著)です。この作品は、スペインを舞台にした現代小説で、居眠り磐音江戸双紙シリーズとは別の作品となります。

まだ小説をお読みになっていない方は、以下のあらすじを、小説を読んだあとでお読みになることをお勧めします。

(第1巻) 文庫番号【さ19-01】 2002年 4月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 1
陽炎ノ辻
幼なじみの一人を自ら討たざるをえなかった豊後関前藩の藩士・坂崎磐音は心の傷を抱えながら江戸に戻り浪人暮らしを始める。両替商『今津屋』の用心棒の職を得たが大事件に巻き込まれる。幕府が発行した南鐐二朱銀に多くの両替商が反発、老中・田沼意次の流通改革を支持する今津屋をつぶしにかかったのだ。事件は血を呼び幕府の内紛に発展する。

(第2巻) 文庫番号【さ19-02】 2002年 7月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 2
寒雷ノ坂
浪人の冬は辛い。磐音は深川の『宮戸川』で鰻割きをしながら、今津屋の用心棒で知り合った品川柳次郎とさまざまな仕事をして身過ぎ世過ぎをする。内藤新宿の用心棒、楊弓場荒らしの撃退、浮気調査、今津屋の老分番頭・由蔵の護衛……その過程で南町奉行所の笹塚孫一の知己を得る。そのうち長屋に侵入者があり、慎之輔や琴平の事件には政治的な背景があったことを知る。その背景を探っていたかつての改革派の仲間・上野伊織を殺され、磐音は仇を討つ。

(第3巻) 文庫番号【さ19-03】 2002年10月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 3
花芒ノ海
磐音は今津屋にはなくてはならぬ存在となり、借金を取り立てに行って拉致された由蔵を救う。また、おそめの頼みで、吉原に身を売った少年の母親に会いに行ったりもする。一方、関前は風雲急を告げていた。父・正睦が蟄居閉門されるという。磐音は中居半蔵、東源之丞らに会って情報を集める。江戸屋敷の不正経理を暴いた磐音は藩主の密命で関前に帰り、守旧派・宍戸一派と対決する。そして許婚・奈緒の思いがけない消息を妹の伊代から知らされる。

(第4巻) 文庫番号【さ19-04】 2003年 2月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 4
雪華ノ里
奈緒の行方を追って長崎へ向かう磐音は、日田(大分県)の峠で蘭医・中川淳庵と出会い危難を救う。長崎では、宍戸文六の庇護で甘い汁を吸っていた商人を脅して奈緒を救う金を出させるが、奈緒はすでにいない。小倉、京都とあとを追い、京都で源之丞と偶然再会、闘鶏に賭けて資金を増やそうとするが失敗。さらに金沢へ。とうとう消息をつかんだのは虚しいことに江戸であった。吉原遊郭を取り仕切る会所の頭・四郎兵衛の協力を得るが、もはや奈緒は手の届かない人に。

(第5巻) 文庫番号【さ19-05】 2003年 5月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 5
龍天ノ門
磐音は、武家の奥方の首吊り、漆工芸商の皆殺しなどを解決する。竹村武左衛門が押しつけてきたおとくばばあの用心棒をこなし、別の仕事で武左衛門を救出する。また佐々木道場に来た道場破り・赤鞘組を撃退する。一方で白鶴太夫の花魁道中を無事に成功させる。また藩の参勤下番の費用2500両の工面を父・正睦に頼まれ、今津屋に頭を下げる。のちに藩主・福坂実高から「今津屋は担保は磐音自身でいいと言った」と聞かされる。藩主のいとこ利高が江戸家老に就任して困ったことを言い出す。

(第6巻) 文庫番号【さ19-06】 2003年 8月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 6
雨降ノ山
大川(隅田川)の川開き、磐音は今津屋に花火見物の納涼船の警護を頼まれる。長屋の新しい住人お兼にまつわる事件を解決、また、長屋のはつねばあさんをだまして自殺させた男を追う幸吉を助ける。一方、関前藩の海産物を江戸でさばき財政改革の一策にしようとする父・正睦らの計画は今津屋の協力で着々と進行する。その今津屋の内儀・お艶が倒れる。胃に腫瘍ができたのだ。お艶は、実家(神奈川県伊勢原)で療養し、女人禁制の大山に詣でたいと言う。

(第7巻) 文庫番号【さ19-07】 2003年11月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 7
狐火ノ杜
いつも厄介事や争い事に巻き込まれてしまう坂崎磐音。紅葉狩りに出かけた先でも、料理茶屋に因縁をつける直参旗本の部屋住みらと遭遇したりしていた。そんな磐音は、奈緒を追う旅の途中で知り合った鶴吉と江戸で再会する。三味線作りの職人だった鶴吉が、四年前に殺された父・芳造の仇を討つために江戸に戻ってきたことを知った磐音は、笹塚孫一の協力を得て、鶴吉の仇討ちをかなえさせようと探索を開始する。

(第8巻) 文庫番号【さ19-08】 2004年 3月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 8
朔風ノ岸
妹・伊代の婚礼が決まったことを知り、おこんに見立ててもらった祝いの品を贈った磐音は、正月早々から事件に巻き込まれてばかりいた。柳次郎から紹介された豆州修善寺の仕事を終えた磐音は、蘭医・中川淳庵の命を狙っていた血覚上人一派を背後であやつる「鐘ヶ淵のお屋形様」の存在を知る。そんな折、血覚上人一派に中川淳庵がさらわれてしまう。

(第9巻) 文庫番号【さ19-09】 2004年 5月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 9
遠霞ノ峠
宮戸川に奉公にあがった幸吉は、出前に向かった先で釣り銭詐欺に遭ってしまった。同様の事件で菓子舗・明神屋の奉公人が身投げしたことを知った幸吉は、自ら犯人捜しをはじめるが、逆に犯人の手におちてしまう。磐音は地蔵の親分とともに幸吉を助け出そうとするが・・・・・・。一方、関前藩の財政再建のため、藩の特産品を積んだ正徳丸が無事江戸に到着した。大きな利益を出し、財政建て直しへの第一歩を踏み出すが、藩物産所組頭の中居半蔵を襲う刺客が現れる。

(第10巻) 文庫番号【さ19-10】 2004年 9月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 10
朝虹ノ島
大川端で数人の武士に囲まれていた一人の武士を助けたのを機に、因幡鳥取藩の藩内騒動に巻き込まれてしまった坂崎磐音。今津屋吉右衛門の厚意で名刀・備前長船長義をもらいうけた磐音は、江戸城の石垣普請のため熱海まで石の切り出し資金を運ぶことになった吉右衛門に同道して欲しいと依頼された。磐音は、吉右衛門と石切り資金の警護のため、品川柳次郎と竹村武左衛門らとともに熱海へ向かう。

(第11巻) 文庫番号【さ19-11】 2004年11月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 11
無月ノ橋
南町奉行所年番方与力・笹塚孫一が辻斬りに遭い、危篤状態が続いていた。妖刀・村正に関わる旗本・逸見家の乱心と推測した磐音は、単身逸見家に乗り込んでいく。一方、吉原では白鶴太夫をめぐり新たな争いごとが起ころうとしていた。白鶴太夫を怨む“十八大通”の一人・金翠が、鐘ヶ淵に紅葉狩りに出かけようとする白鶴太夫を襲おうと画策していた。金翠の企みを知った磐音は、白鶴太夫の身を守ろうと密かに鐘ヶ淵へ向かう。

(第12巻) 文庫番号【さ19-12】 2005年 3月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 12
探梅ノ家
お艶が他界してから、なかなか後添えをもらおうとしない今津屋吉右衛門の様子に大店の将来を憂いた由蔵は、見合いの段取りをつけようと鎌倉へ向かった。由蔵に同行した磐音は、お艶の兄・赤木儀左衛門の紹介で、小田原の脇本陣・小清水屋の姉妹・お香奈とお佐紀に会うが、翌朝、姉のお香奈が姿を消してしまう。一方江戸では、品川柳次郎が船の荷下ろしの仕事に出たあと姿を消していた。柳次郎の雇い主は何かと悪い噂のある船商人だった。

(第13巻) 文庫番号【さ19-13】 2005年 6月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 13
残花ノ庭
谷中界隈で隠居老人を強請る事件が頻発していた。探索の過程で浮かび上がった犯人一味の中に、二十年ほど前に佐々木道場の門下だった者が加わっていた。一方、おこんに見合い話が持ち上がり、磐音の胸中に空ろな風が吹き抜ける。そんな折、父親の借金のかたにおそめが連れ去られる事件が起き、磐音はおそめを助け出すため奔走する。また、阿蘭陀商館長フェイトら一行が将軍拝謁のため江戸に上ってきた。

(第14巻) 文庫番号【さ19-14】 2005年 8月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 14
夏燕ノ道
徳川幕府の威信回復を賭けた一大行事・日光社参に際して、幕府の経費出納管理者として社参に同行することになった今津屋の老分・由蔵ら。坂崎磐音も勘定奉行の配下として社参に同行することになっていたが、大納言家基の日光極秘帯同が決まり、ごく少数で日光に向かう家基一行警護の密命をおびていた。佐々木玲圓も密かに江戸を発ち、家基影警護のため日光へ向かう。そんな折、家基の命を狙おうとする下忍集団・雑賀衆が襲撃の時を窺っていた。

(第15巻) 文庫番号【さ19-15】 2005年11月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 15
驟雨ノ町
関前藩の物産事業が軌道に乗った礼に、今津屋らは関前藩下屋敷に招かれた。案内役として同行した坂崎磐音は、父・正睦に“藩内に巣くう虚け者”の始末を告げられる。また、笹塚孫一から呼び出された磐音は、甲斐・市川の陣屋に捕縛されている盗人一味の親分を江戸に護送してほしいと依頼されるが、笹塚の真の狙いは親分の護衛よりも盗人働きで貯めた隠し金の方だった。磐音は、同心の木下一郎太らと共に甲斐へ向かう。

(第16巻) 文庫番号【さ19-16】 2006年 3月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 16
螢火ノ宿
白鶴太夫が山形の紅花商人・前田屋内蔵助に落籍されるという噂がたっていた。白鶴太夫を殺してでも落籍話を阻止しようとする者がいると告げられた坂崎磐音は、吉原会所の四郎兵衛を訪ね、事の真相を確かめようとする。そんな中、白鶴太夫の禿・お小夜、見世番の繁三郎が何者かに殺される事件が起きた。白鶴太夫の身を案じる磐音は、会所の若い衆に姿を変え吉原を奔走する。

(第17巻) 文庫番号【さ19-17】 2006年 3月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 17
紅椿ノ谷
今津屋吉右衛門と小田原の脇本陣・小清水屋の娘・お佐紀の祝言が執り行なわれた夜、今津屋に三河万歳を装った盗人たちが入り込むが、磐音らがこれを撃退し事なきをえる。今津屋の祝言からしばらく経ち、今津屋の奥向きを一手に切り盛りしていたおこんが気鬱の様子を見せるようになった。おこんの様子を心配した桂川甫周国瑞と吉右衛門らの薦めにより、磐音はおこんと共に法師温泉へ湯治の旅に出かけることとなった。

(第18巻) 文庫番号【さ19-18】 2006年 6月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 18
捨雛ノ川
笹塚孫一に請われ大賭博の手入れにかり出された坂崎磐音は、年末も忙しい日々を過ごしていた。年が明け、酔っ払った侍に絡まれていた娘を助けたことが縁で、本多鐘四郎に縁談話が持ち上がる。昔の想い人の消息が気になる鐘四郎は磐音と共に内藤新宿へ向かうが・・・・・・。一方、江戸市中では、名高き剣術家たちが体に凄まじい打撃を受けて殺されるという事件が相次ぎ、磐音は木下一郎太らと犯人の探索に奔走する。

(第19巻) 文庫番号【さ19-19】 2006年 9月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 19
梅雨ノ蝶
佐々木道場の改築も進み、道場開きの準備に忙しく立ち回っていた磐音だったが、師の佐々木玲圓からの思いがけない申し出に、それを受け入れるべきか思い悩んでいた。そんな折り、柳原土手で刺客に襲われた磐音は不覚をとり、右上腕と脇腹を斬られてしまう。江戸を代表する剣客36名を招いての新道場の柿落としに、傷の癒えない磐音は世話役として立ち働いていたが、不戦勝になる剣士の相手として磐音が請われ、急遽参戦することになった。

(第20巻) 文庫番号【さ19-20】 2007年 1月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 20
野分ノ灘
おこんと共に新しい道を進もうと決意した磐音は、立ち寄った関前藩江戸屋敷からの帰途、柳原土手にて刺客に襲われた。それを退けた磐音だったが、刺客の背後に潜む黒幕を探ろうとした同心・木下一郎太が、南町奉行所年番方与力・笹塚孫一の命により、蟄居閉門を余儀なくされてしまう。そして一郎太暗殺を企てる者たちが現れ・・・・・・。一方、父・正睦からの手紙を受け取った磐音は、坂崎家の墓参と此度の決心の許しをえるため、おこんと共に海路豊後関前へと向かう。

(第21巻) 文庫番号【さ19-21】 2007年 1月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 21
鯖雲ノ城
おこん、松平辰平と共に海路関前入りした磐音だったが、磐音の関前入りを歓迎しない輩が正睦・磐音父子の命を狙っていた。宍戸文六騒乱ののち、関前藩に食い込んだ中津屋文蔵という商人が力をつけ、新たな腐敗の温床となっていることを察した磐音は、中津屋の動向に注意をはらっていた。そんな折り、関前藩郡奉行の東源之丞が刺客に襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。

(第22巻) 文庫番号【さ19-22】 2007年 4月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 22
荒海ノ津
ひと月余り滞在した豊後関前城下を発った磐音とおこんは、博多の商人・箱崎屋次郎平の招きにより筑前博多に立ち寄った。箱崎屋にて歓待を受けた磐音らだったが、荒戸の浜で5人の武芸者に囲まれた男女を助けたことから、刺客に狙われることに・・・・・・。一方江戸では、品川柳次郎が小普請組組頭からの呼び出しに頭を悩ませていた。柳次郎の父も兄も女をつくって家を出てしまっているため、品川家廃絶の危機に立たされていた。そんな折り、柳次郎は両国橋で幼馴染みの椎葉お有と再会する。

(第23巻) 文庫番号【さ19-23】 2007年 8月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 23
荒海ノ津
南町奉行所年番方与力・笹塚孫一は厄介な事態に直面していた。笹塚は六年前、内藤新宿の麹屋宣左衛門方に押し入り千両箱を強奪した疑いのある「万両の親方」こと万両の大次郎を捕縛した。拷問にも口を割らなかった大次郎は別の罪で遠島となっていたが、その大次郎一党が島抜けしたとの知らせが笹塚の元に届いたのだ。未だ見つからない盗まれた千両箱を取りに来るとにらんだ笹塚は、内藤新宿に網を張る。一方、筑前博多を発った磐音とおこんは、一路江戸への帰途についていた・・・・・・。

(第24巻) 文庫番号【さ19-25】 2008年 1月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 24
朧夜ノ桜
御典医の桂川甫周国瑞と因幡鳥取藩の重臣織田家の息女・桜子の祝言に列席するため、麻布広尾村に出向いた磐音とおこん。折りしも、界隈で横行する不逞の輩が桜子の花嫁行列を塞ぐが、磐音がこれを撃退し事なきをえる。そんな折り、四年ぶりに江戸に舞い戻ってきた鶴吉と再会した磐音は、田沼意次のお膝元・遠州相良の地にて磐音暗殺を画策する密談がなされ、刺客団が組織されたことを告げられる。

(第25巻) 文庫番号【さ19-27】 2008年 4月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 25
白桐ノ夢
西の丸に出仕する依田鐘四郎を通じ、大納言家基からの言伝を受けた磐音は、予てからの約定を果たすため深川界隈を奔走していた。一方、江戸城西の丸では、何者かの命を受けた下忍集団が暗躍し、家基の御身を脅かそうとする動きが明らかになる。そんな中、佃島沖に止まった千石船から積荷を運び出す力仕事を請け負った竹村武左衛門が、荷揚げ中に大怪我を負ってしまう。竹村家の窮状を案じた今津屋老分の由蔵は、武左衛門の長女・早苗の武家奉公を思いつくのだが・・・・・・。

(第26巻)文庫番号【さ19-28】 2008年 7月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 26
紅花ノ邨
百日紅が咲く晩夏、竹村武左衛門の娘・早苗が佐々木家に奉公にあがって十数日が経った頃、三味芳六代目の看板を掲げたばかりの鶴吉が一棹の三味線を手に佐々木家を訪れていた。同じ頃、磐音は吉原会所の若い衆と共に羽州街道を出羽山形に向かっていた。小林奈緒の嫁いだ紅花大尽前田屋に奇禍が降りかかる騒動が起き、その騒ぎには山形藩も関わっているという。道中福島城下に立ち寄り、飛脚問屋島屋を訪ねた磐音は、次の宿場に向かおうとした定飛脚が不逞の輩に囲まれる場に遭遇する。

(第27巻)文庫番号【さ19-29】 2008年 9月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 27
石榴ノ蠅
出羽山形を発ち、日光道中の帰路を急いでいた磐音と吉原会所の若い衆は、千住掃部宿で家中の揉め事により窮地に陥った若侍と遭遇、江戸を目前にお家騒動に巻き込まれていた。磐音の江戸帰着後、ある厄介事に直面していた南町奉行所年番方与力笹塚孫一は、磐音との再会の挨拶もほどほどに早速相談事を持ち込む始末。また、御典医桂川甫周と会い、西の丸家基からの言伝を受けた磐音は、家基の願いを叶えるべく深川界隈を奔走する。

(第28巻)文庫番号【さ19-32】 2009年 1月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 28
照葉ノ露
直参旗本設楽家当主貞兼の酒乱癖がもとで出来した大騒動。設楽家出入りの町役人で、南町奉行所定廻り同心木下一郎太は、設楽家の危難を救うため、設楽家嫡男小太郎と共に上総の地への同道を磐音に願い出る。一方、尚武館の門弟で、でぶ軍鶏こと重富利次郎には、藩の御用で土佐に向かう父に同道する話がもちあがっていた。そんな折り、刀研ぎ名人の御家人、鵜飼百助の拝領屋敷を訪れた磐音らは、遊興の金を工面するため鵜飼屋敷に押し入った直参旗本と遭遇し……。

(第29巻)文庫番号【さ19−33】 2009年 4月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 29
冬桜ノ雀
おこん、霧子らを伴い、千鳥ヶ淵一番町の高家瀬良家の屋敷前に冬桜見物にやってきた磐音は、瀬良家当主定満の乗物を前に千利休ゆかりの茶碗の返却を迫る二人の武士と遭遇する。一方、半月前に三国峠から逃げ出した入れ墨者の能楽の丹五郎一味を追う笹塚孫一は、一味が江戸で船を乗っ取り上方に逃げようとしているとの報せを受け、早速磐音に相談を持ちかけようとしていた。そんな折り、見目麗しい孫娘に手を引かれた盲目の老剣士が尚武館を訪れ、佐々木玲圓との立ち合いを望むが……。

(第30巻)文庫番号【さ19−34】 2009年 7月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 30
侘助ノ白
藩の御用で一路高知に向かっていた土佐藩近習目付重富百太郎と利次郎父子は、国許に帰着早々、思わぬ危難に見舞われる。一方、江戸の尚武館道場では、女衆や門弟らが年越しの準備に追われていた。そんな折り、風邪をひいて寝込んでいる金兵衛を見舞いに深川六間堀を訪れた磐音とおこん。そこで磐音は金兵衛長屋に得体の知れない浪人夫婦が引っ越してきたことを聞かされる。

(第31巻)文庫番号【さ19−35】 2010年 1月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 31
更衣ノ鷹(上)
槍折れの達人小田平助を伴い、本所の御家人鵜飼百助邸から北割下水の品川家、地蔵蕎麦を訪ねた磐音は、夜の両国橋で伝説の武芸者丸目喜左衛門高継の孫娘歌女の待伏せを受ける。そんな折り、昔佐々木道場の門弟であった羽根村某の倅金次郎が神保小路を訪れ、入門を願い出て尚武館の長屋に住み込みはじめるが……。一方、海路博多入りしたばかりの松平辰平は、博多湊の廻船問屋玄海屋から金子を盗み出そうとする浪人らと遭遇。期せずして浪人らと立ち合うことに。

(第32巻)文庫番号【さ19−36】 2010年 1月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 32
更衣ノ鷹(下)
安永八年二月、尚武館での朝稽古を終えた磐音のもとに、土佐高知入りしている門弟重富利次郎から手紙が届く。その後、研ぎに出した包平を受け取りに出た磐音は、おこんと共に深川六間堀にまわり、金兵衛、幸吉らと穏やかなひとときを過すが、宮戸川まで幸吉を送りに出た磐音の前に丸目歌女が現れ……。そんな折り、神保小路の尚武館道場に老中田沼意次の用人三浦庄司が稽古見物に訪れ、配下を遣って磐音に真剣での稽古を嗾ける。

(第33巻)文庫番号【さ19−38】 2010年 5月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 33
孤愁ノ春

(第34巻)文庫番号【さ19−39】 2010年 9月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 34
尾張ノ夏

(第35巻)文庫番号【さ19−40】 2011年 1月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 35
姥捨ノ郷

(第36巻)文庫番号【さ19−41】 2011年 4月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 36
紀伊ノ変

(第37巻)文庫番号【さ19−42】 2011年 7月刊行
居眠り磐音 江戸双紙 37
一矢ノ秋


(シリーズ・ガイドブック) 文庫番号【さ19-26】 2008年 1月刊行
読本
「居眠り磐音 江戸双紙」ファン必携のガイドブック。豪華な「深川・本所」「江戸全図」の九面折り畳みカラー地図を始めとする各種地図、イラスト図解(金兵衛長屋、磐音の部屋、今津屋、尚武館道場)、名せりふ集、作品背景がよくわかる16本のコラムやミニ事典、69ページにわたる完全年表(23巻までを対象)、登場人物一覧などで、居眠り磐音の世界が2倍、3倍に楽しめます。なによりのお楽しみは、若き日の由蔵と少女おこんの出会いを描いた本書のための書き下ろし中編小説「跡継ぎ」(147ページ)著者インタビュー、特別エッセイ「わが時代小説論」も収録。



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